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オキアミはなぜ赤くなる?“隠れた赤”アスタキサンチンと夏のアイケア

2026/07/25

南極オキアミからひもとく、夏のアイケア

赤い成分を持つのに、
生きたオキアミは、なぜ赤く見えないのでしょうか。

クリルオイルの赤みに関わる成分として知られる アスタキサンチン。 ところが、南極海を泳ぐオキアミの体は半透明に近く、 赤い色は小さな点のようにしか見えません。

その赤は、なくなっているわけではありません。 暗い環境では小さく集まり、 光を受けると、色素細胞の中へ広がるのです。

なぜオキアミは、光が強くなると赤を広げるのでしょうか。

その理由をたどると、アスタキサンチンを単なる「赤い健康成分」ではなく、 強い光の中で生きるための色として見ることができます。

今回は、南極オキアミに隠された赤の仕組みから、 紫外線が強い夏に考えたい目のケア、 そしてクリルオイルの特徴までをつなげてご紹介します。

南極海を泳ぐ半透明のオキアミと体内に点在する赤い色素のイメージ
生きている南極オキアミは、クリルオイルのように全身が鮮やかな赤色に見えるわけではありません。

この記事のポイント

  • 南極オキアミの赤が、光によって広がる理由
  • 紫外線対策と、目の疲れ・ピント調節の違い
  • アスタキサンチンとクリルオイルの特徴

オキアミの赤は、なぜ光で広がる?

生きている南極オキアミは、全身が鮮やかな赤色ではなく、 半透明に近い姿をしています。 しかし体内には、赤い色素 アスタキサンチンを含む色素細胞が点在しています。

アスタキサンチンは、赤色から橙色をつくる カロテノイド色素の一種です。 微細藻類などを出発点として、オキアミなどの海洋生物に取り込まれます。

カロテノイドは、いわば同じ「色素のチーム」でも、 それぞれ得意とする役割が異なります。 β-カロテンは体内でビタミンAの材料となり、 ルテインやゼアキサンチンは目の中心部にある黄斑に存在します。

アスタキサンチンは 抗酸化作用をもつ色素として広く研究されており、 なかでも目のピント調節や、 目を使った後の疲労感との関係が注目されています。 南極オキアミでは、こうした赤い色素が 光環境への適応にも関わると考えられています。

ここがポイント

オキアミが光を受けて、新しく赤くなるわけではありません。 暗い場所では小さく集まっていた色素が、 光を受けると色素細胞の中へ広がり、 赤みが目立つようになります。

暗い環境では中心に集まり、光を受けると細胞内へ広がるオキアミの赤い色素
色素が新しく生まれるのではなく、 色素細胞内で集まったり広がったりすることで、見える赤みが変化します。
南極の夏には、赤い色素が増える

南極海の野外研究では、夏のオキアミは冬の個体と比べて、 腹部のアスタキサンチン濃度が約4.5倍、 赤い色素細胞の数が約2.5~4.8倍多かったことが報告されています。

春から初夏の南極では、オゾンホールの影響で 海面付近へ届く紫外線が増えることがあります。 研究者は、この色素の変化を、強い紫外線が降りそそぐ 環境へ対応する仕組みの一つと考えています。

南極の海で、赤は「目立つための色」ではなく、
強い光の中で生きるために広がる色でした。
生き物によって、光への備え方は違う

オキアミには赤い色素。
私たちには、光を遮る工夫があります。

オキアミの体のしくみを、そのまま人の体へ置き換えることはできませんが、 私たちの場合、目や肌に入る光を外側から減らすことで、 紫外線の影響を抑えることができます。

夏の紫外線は目にも届く

紫外線対策というと、肌の日焼けを最初に思い浮かべる方が 多いかもしれません。 しかし、目も外部に開かれた器官であり、 屋外では日差しや反射光を直接受けています。

日本では、6月から8月にかけて紫外線が強くなる時期です。 海や山だけでなく、買い物、散歩、通勤、屋外作業など、 日常生活の中でも目は紫外線にさらされます。

だからこそ夏は、肌だけでなく、 目に入る光を減らす工夫も意識したい季節です。

夏の屋外で帽子とUVカット眼鏡を使用して目を紫外線から守るイメージ
夏の目の紫外線対策では、UVカット眼鏡や帽子などで光を物理的に遮ることが基本です。
目の紫外線対策は「外から遮る」が基本
  • UVカット性能が明示された眼鏡やサングラスを使用する
  • 顔に合い、側面から光が入りにくい形を選ぶ
  • つばのある帽子を組み合わせる
  • 紫外線の強い時間帯を避け、日陰を利用する
  • 海面、砂浜、道路などからの反射光にも気を配る

レンズの色が濃いことと、UVカット性能が高いことは同じではありません。 購入時には、色だけでなく紫外線防止性能の表示を確認しましょう。

紫外線対策と目の疲れは、分けて考える

夏の目を取り巻く負担は、屋外の紫外線だけではありません。

「紫外線による影響」と「目を使い続けることによる疲労感」は、基本的な対策も異なります。

屋外では光をできるだけ遮り、室内では目の使い方や乾燥環境を見直すなど、 それぞれの場面で気をつけたいポイントを整理してみましょう。

屋外で気をつけたいこと

紫外線や強い日差し、路面からの反射光をできるだけ減らしましょう。

  • UVカット性能を確認する
    サングラスや眼鏡は、レンズの色の濃さではなく、紫外線防止性能の表示を確認します。
  • 帽子や日陰を組み合わせる
    つばのある帽子や日傘を併用し、上や横から入る光も減らします。
  • 反射光にも注意する
    海面、砂浜、道路などでは、正面だけでなく下方向からも光が反射します。
  • まぶしさを我慢しない
    強い光を感じたときは、日陰へ移動するなど、目に入る光を減らしましょう。

室内で気をつけたいこと

近くを見続けることや、冷房による乾燥、画面との明暗差を見直しましょう。

  • ときどき遠くを見る
    パソコンやスマートフォンを使う合間に、画面から目を離してピントを休ませます。
  • 画面との距離を保つ
    顔を画面へ近づけすぎず、文字が見えにくい場合は表示サイズを調整します。
  • 室内の明るさを整える
    暗い部屋で明るい画面を見るなど、周囲と画面の明暗差が大きくならないようにします。
  • 冷房の風を直接当てない
    目の乾燥が気になる場合は、風向きや座る位置、まばたきの回数も意識しましょう。

一つの対策ですべての目の悩みに対応するのではなく、 屋外と室内で異なる負担があることを知り、 生活場面に合わせてケアを分けることが大切です。

こんな症状が続くときは、セルフケアだけで済ませない

  • 目の痛みや強い充血が続く
  • 光を異常にまぶしく感じる
  • 急に見えにくくなった
  • 視界の一部が欠ける、ゆがむ
  • 休んでも目の不快感が改善しない

これらの症状がある場合は、市販の薬やケア用品だけで対応せず、 眼科などの医療機関へ相談しましょう。

アスタキサンチンは「光を遮る役」ではなく「ピント合わせを支える役」

オキアミにとってアスタキサンチンは、 光環境への適応に関わる赤い色素です。

一方、人のアイケアでは、 紫外線を遮る成分としてではなく、 目のピント調節機能や、 目を使った後の疲労感との関係が研究されています。

目に関わる対策や成分は、すべて同じ働きをするわけではありません。 目をカメラにたとえて、役割の違いを整理してみましょう。

目をカメラにたとえると、それぞれの役割は?

外から遮る役

UVカット眼鏡・帽子

カメラの外側に付ける
「日よけ」

紫外線や強い日差しが目へ入る量を、 外側から物理的に減らします。

光を受け止める役

ルテイン・ゼアキサンチン

目の内側に備わる
「光のフィルター」

目の黄斑部などに多く存在し、 高エネルギーの光を吸収する働きが知られています。

ピントを支える役

アスタキサンチン

オートフォーカスを支える
「整備係」

光を遮るのではなく、 目のピント調節機能や、目を使うことによる疲労感との関係が 研究されています。

ルテインが「光に備える守備役」なら、
アスタキサンチンは「ピント合わせを支えるコンディショニング役」。

私たちの目は、遠くを見るときと近くを見るときで、 ピントを合わせ直しています。

スマートフォンやパソコンの画面を長時間見続けると、 近い距離へピントを合わせる状態が続きます。 アスタキサンチンは、このようなピント調節機能や、 目を使った後の疲労感との関係から、アイケア分野で研究されてきました。

アスタキサンチンの位置づけ

紫外線を遮る「サングラス役」ではなく、 目がピントを合わせる働きを支える 「コンディショニング役」と考えると分かりやすいでしょう。

では、アスタキサンチンを含む食品が数多くある中で、 クリルオイルにはどのような個性があるのでしょうか。

クリルオイルは「赤い成分」だけではない

アスタキサンチンは、クリルオイルの赤みに関わる成分です。

しかし、クリルオイルを特徴づけているのは、 アスタキサンチンだけではありません。

クリルオイルを構成するアスタキサンチン、EPA・DHA、リン脂質の3要素を示した図解
クリルオイルは、赤い色素成分だけでなく、海洋由来の脂肪酸やリン脂質を含む脂質素材です。

アスタキサンチン

オキアミの赤色に関わるカロテノイド色素です。 アイケアをはじめ、さまざまな分野で研究されています。

EPA・DHA

魚などにも含まれる海洋由来のオメガ3脂肪酸です。 日々の食生活で不足が気になる脂質の一つです。

リン脂質

水になじむ部分と油になじむ部分の両方を持つ脂質です。 クリルオイルでは、EPA・DHAの一部がリン脂質と結びついた形で存在します。

一般的なアスタキサンチンの解説では、 赤い色素成分だけに注目が集まりがちです。

一方、クリルオイルは、 アスタキサンチン、EPA・DHA、リン脂質などが 一つの海洋由来素材の中に存在する「赤い油」です。

クリルオイルを見るときは、
赤い成分だけでなく、脂質全体の組み合わせを見る。
この記事に関連する商品情報

クリルオイル三洋について

「クリルオイル三洋」は、クリルオイルを配合し、 EPA・DHA、ヒドロキシチロソール、アスタキサンチンを 機能性関与成分とする機能性表示食品です。

機能性表示食品クリルオイル三洋の商品パッケージ

アスタキサンチンについては、 眼のピント調節機能をサポートし、 目の疲労感や、目の使用による肩・腰の負担感を軽減する機能が 報告されています。

アスタキサンチン
1日4粒当たり
6mg
リン脂質
1日4粒当たり
200mg
EPA/DHA
1日4粒当たり
204mg/185mg
本記事に関連する届出機能

アスタキサンチンには、 眼のピント調節機能をサポートし、 目の疲労感や目の使用による肩・腰の負担を軽減する機能が 報告されています。

クリルオイル三洋のその他の健康機能はこちら

EPA・DHAには、靴をはいたり脱いだりする時の膝の違和感を軽減する機能と、 中性脂肪値を低下させる機能が報告されています。

ヒドロキシチロソールには、 LDLコレステロールが酸化LDLコレステロールになることを 抑制する機能が報告されています。

※本品は、事業者の責任において機能性を表示するものとして 消費者庁長官へ届け出られた機能性表示食品です。 特定保健用食品と異なり、消費者庁長官による個別審査を 受けたものではありません。

※本品は疾病の診断、治療、予防を目的としたものではありません。 食生活は、主食、主菜、副菜を基本に、食事のバランスを。

まとめ|赤は、光の中で生きるために広がる色

生きている南極オキアミは、いつも鮮やかな赤色をしているわけではありません。

暗い環境では赤い色素が小さく集まり、 光を受けると色素細胞の中へ広がります。 夏のオキアミでは、冬よりも赤い色素が多いことも報告されています。

その姿は、アスタキサンチンを単なる「赤い健康成分」として見るだけでは 分からない、生物の営みを教えてくれます。

一方、私たちの夏の紫外線対策では、 UVカット眼鏡や帽子などで外から光を遮ることが基本です。 そして室内では、画面との距離や休憩など、 目の使い方を見直す必要があります。

南極オキアミの赤い色から、夏の日差し、目のケア、 そしてクリルオイルの成分設計へ。

小さなオキアミの色に目を向けると、 毎日の健康を考える新しい入口が見えてきます。

よくあるご質問

南極オキアミは赤くないのですか?

南極オキアミは半透明に近い体をしており、 赤い色素細胞が点や模様のように見えます。 光の状態や季節によって色素の広がり方が変わるため、 いつも同じ濃さの赤色に見えるわけではありません。

光を浴びると、アスタキサンチンが新しく作られるのですか?

短時間の色変化では、もともと色素細胞内に存在していた色素が 広がることで赤みが増します。 また、季節的には夏の個体でアスタキサンチン濃度や 色素細胞数が多いことも報告されています。

アスタキサンチンを摂れば、目の紫外線対策になりますか?

アスタキサンチンを摂取しても、 目へ入る紫外線を物理的に遮ることはできません。 UVカット性能が明示された眼鏡やサングラス、 帽子、日陰などによる対策が基本です。

クリルオイルが赤いのはなぜですか?

原料となるオキアミに、赤色のカロテノイドである アスタキサンチンが含まれていることが、 クリルオイルの赤みに関係しています。 色や含有量は原料や製品によって異なります。

リン脂質は目に働く成分ですか?

本記事では、リン脂質を目への機能性成分として紹介しているわけではありません。 リン脂質は、クリルオイルに含まれる脂質の構造的な特徴を 理解するための要素として紹介しています。

クリルオイル三洋のアスタキサンチンは、すべてオキアミ由来ですか?

「クリルオイル三洋」にはクリルオイルのほか、 アスタキサンチン含有ヘマトコッカス藻抽出物も配合されています。 詳細は商品ページの原材料表示と届出表示をご確認ください。

参考情報

  1. Auerswald L, Freier U, Lopata A, Meyer B. Physiological and morphological colour change in Antarctic krill, Euphausia superba: a field study in the Lazarev Sea. Journal of Experimental Biology. 2008.
    研究論文を確認する
  2. 気象庁「紫外線のデータ集」
    気象庁の紫外線情報を確認する
  3. 環境省「紫外線環境保健マニュアル」
    環境省資料を確認する
  4. 三洋薬品HBC公式オンラインストア「クリルオイル三洋」
    商品情報・届出表示を確認する

※本記事は健康に関する一般的な情報提供を目的としています。 症状や見え方の異常がある場合は、自己判断せず医療機関へご相談ください。