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梅雨の不調、実は血圧のサインかも?|健診結果が返ってきたら見直したい「血管の状態」

2026/06/08

梅雨の不調、実は血圧のサインかも?|健診結果が返ってきたら見直したい「血管の状態」

6月に入り、雨の日が続くと「なんとなく体が重い」「朝から頭がすっきりしない」「だるくて集中しづらい」と感じる方が増えてきます。

こうした不調は、梅雨時期の気圧や湿度、睡眠不足、運動不足などが関係していることもあります。さらに、この時期は春の健康診断の結果が返り始める時期でもあります。

健診結果で「血圧が高め」と書かれていた方は、梅雨の不調を単なる季節のせいだけで片づけず、一度ご自身の血圧や生活習慣を見直してみるとよいかもしれません。

高血圧は「サイレントキラー」と呼ばれることがあります。これは、血圧が高い状態が続いていても、自覚症状が少ないまま血管へ負担をかけ続けてしまうためです。

ただし、「症状がまったく出ない」という意味ではありません。人によっては、頭痛、めまい、動悸、肩こり、だるさ、むくみなどの不調として表れることもあります。

こうした不調は、欠勤するほどではなくても、仕事中の集中力や判断力、作業効率を下げる原因になります。つまり血圧の問題は、将来の病気を防ぐだけでなく、日々のコンディションやプレゼンティーズム対策にも関わるテーマです。

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梅雨の不調と血圧の関係、健診結果を見直すポイント、今日からできる血圧対策を音声で分かりやすく解説しています。

梅雨のだるさ・頭重感は、血圧を見直すサインかもしれません

血圧は、いつも同じ数字ではありません。

一般的には、睡眠中に低く、朝起きてから徐々に上がり、日中の活動に合わせて変動します。緊張しているとき、ストレスを感じているとき、寒暖差があるときなどにも上がりやすくなります。

梅雨時期は、血圧を乱しやすい条件が重なりやすい季節です。

梅雨時期の要因血圧・体調への影響
湿度が高く寝苦しい睡眠の質が下がり、自律神経のバランスが乱れやすくなる
雨で外出が減る歩数や活動量が減り、血流や代謝が落ちやすくなる
気圧・気温の変化頭重感、だるさ、めまい感などを感じやすくなる
外食・惣菜・麺類が増える塩分摂取量が多くなり、血圧上昇につながりやすい
仕事や生活リズムの乱れストレスや疲労が蓄積し、血圧が上がりやすくなる

もちろん、だるさや頭痛があるからといって、すぐに高血圧と決めつけることはできません。不調の原因は、睡眠不足、脱水、貧血、肩こり、目の疲れ、ストレスなどさまざまです。

大切なのは、症状だけで判断するのではなく、血圧を測って確認することです。

梅雨の環境が血圧を静かに乱す4つの理由

思い当たる方は、次の不調チェックへ

血圧を見直したい不調チェック

次のような不調が続く場合は、「疲れ」「年齢」「梅雨のせい」と決めつけず、一度血圧を測ってみましょう。

血圧を見直したい不調チェック

※これらの不調は、高血圧以外の原因でも起こります。このチェックリストは診断を目的としたものではありません。気になる状態が続く場合は、家庭血圧の測定や健診結果の確認を行い、必要に応じて医療機関へ相談しましょう。

3つ以上当てはまる方や、健診で血圧を指摘された方は、まず朝と夜の家庭血圧を数日間記録してみましょう。

「血圧が高め」を放置しないために、健診結果を見直しましょう

春に受けた健康診断の結果が、6月頃から返ってくる企業も多いのではないでしょうか。

健診結果を見るとき、つい「血圧だけ」「コレステロールだけ」「血糖値だけ」と、項目ごとに良い・悪いを判断しがちです。しかし本当に大切なのは、体の中で血管にどのくらい負担がかかっているかを、全体として見ることです。

血圧、血糖、脂質、腹囲、BMI、尿たんぱくなどの項目は、別々に見えても、血管への負担という点ではつながっています。

確認したい項目見直したいポイント
血圧収縮期血圧・拡張期血圧のどちらが高いか。前回より上がっていないか。
腹囲・BMI内臓脂肪の蓄積が、血圧や血糖、脂質に影響していないか。
血糖・HbA1c血管への負担が重なっていないか。
LDLコレステロール・中性脂肪動脈硬化リスクが重なっていないか。
尿たんぱく・腎機能血管や腎臓への影響が出ていないか。
血液検査値と血管への総負荷の関係性イメージ

「少し高いだけだから大丈夫」と思って放置してしまうと、血管への負担は静かに積み重なります。特に、血圧・血糖・脂質・腹囲などで複数の項目が少しずつ基準を外れている場合は、早めの見直しが重要です。

健診結果は、病気を決めつけるものではありません。今の体の状態を知り、生活習慣を見直すためのきっかけとして活用しましょう。

家庭血圧の測り方|朝・夜の記録で日常の血圧を確認

健診会場や医療機関で測る血圧は、緊張や移動、測定環境の影響を受けることがあります。そのため、日常の血圧を知るには、自宅で測る「家庭血圧」も大切です。

血圧が気になる方は、まず朝と夜に血圧を測り、数日間の平均を確認してみましょう。

家庭血圧を測るときの基本

  • 朝は、起床後・排尿後・朝食前を目安に測る
  • 夜は、就寝前の落ち着いた時間に測る
  • 椅子に座り、1〜2分ほど安静にしてから測る
  • できれば同じ時間帯・同じ姿勢で測る
  • 1回の数値だけでなく、数日間の平均を見る
  • 記録は血圧手帳やアプリに残す
測定場所高血圧の目安見直しポイント
医療機関・健診会場140/90mmHg以上緊張や移動の影響を受けることがあります
家庭血圧135/85mmHg以上日常の血圧状態を知るうえで重要です

※血圧の判断や治療方針は、年齢・持病・服薬状況などによって異なります。数値が気になる場合は医療機関へ相談しましょう。

家庭血圧が高い状態が続く場合、また健診で血圧を指摘されている場合は、自己判断で放置せず、医療機関に相談しましょう。

血圧の不調は、プレゼンティーズムにもつながります

血圧の問題は、将来の脳卒中や心疾患を防ぐためだけのテーマではありません。

サイレントキラーが普段のパフォーマンスを脅かす

頭痛、めまい、動悸、だるさ、むくみ、寝ても疲れが抜けない。こうした不調があると、出勤はできていても、集中力や判断力、作業効率が落ちやすくなります。

このように、欠勤には至らないものの、健康上の問題によって本来の力を発揮しにくい状態を「プレゼンティーズム」といいます。

総務・人事担当者にとっても、血圧は啓発しやすいテーマです。健診結果、家庭血圧、食事、運動、睡眠など、従業員本人が行動に移しやすい入口が多いためです。

職場で見られやすい状態啓発につなげる声かけ例
健診結果を見ていない「血圧・血糖・脂質は、まとめて血管の状態を見る項目です」
再検査を後回しにしている「自覚症状がなくても、早めに確認しておくことが大切です」
外食・麺類が多い「汁を残す、調味料をかけすぎないだけでも減塩になります」
座りっぱなしが多い「休憩時に立つ、かかと上げをするなど、軽い動きから始めましょう」
梅雨時期にだるさを訴える「睡眠・血圧・塩分・活動量を一度見直してみましょう」

血圧対策は、個人の健康管理であると同時に、職場のコンディションづくりにもつながります。特に6月は、梅雨の不調と健診結果の返却時期が重なるため、社内啓発を行いやすいタイミングです。

今日からできる血圧対策|測る・減塩・動く・休む

血圧対策というと、難しい生活改善を思い浮かべる方も多いかもしれません。

しかし、まずは「測る」「減塩を工夫する」「少し動く」「睡眠・休息を整える」の4つから始めることが大切です。

無理にすべてを変えようとせず、毎日の中で続けやすい小さな習慣から取り入れてみましょう。

今日からできる血管メンテナンスの4原則

まずは4つの基本から。気になる項目だけでも、今日から始めてみましょう。

原則1 ふだんの血圧を知る 血圧は、測らなければ分かりません。朝と夜に測り、1回の数値ではなく数日間の平均を確認しましょう。
家庭でも毎日同じ時間に血圧を測り、「いつもの血圧」がどれくらいか把握しましょう
原則2 減塩は小さな工夫から 麺類の汁を残す、調味料は“かける”より“つける”など、無理のない減塩から始めましょう。
減塩は、いつもの食事から少しずつ減らす工夫を。食塩相当量のチェックも習慣に!
原則3 雨の日でも、職場で少し動く 強い運動は不要です。かかと上げ、その場足踏み、こまめに立ち上がるだけでも、血流改善につながります。
スキマ時間の少しの運動、少しの時間で積み重ねて血流・代謝を改善しましょう
原則4 睡眠・休息を整える 睡眠不足やストレスは血圧にも影響します。夜はスマホを控え、入浴や深呼吸で体を休めましょう。
寝苦しい梅雨の季節も、自律神経をととのえてしっかり休みましょう

ポイント:完璧を目指す必要はありません。まずは「血圧を測る」「汁を残す」「休憩中に立つ」など、1つでも続けやすい行動から始めてみましょう。

基礎疾患がある方、体調に不安がある方、すでに運動指導や食事指導を受けている方は、かかりつけ医の指示に従い、無理のない範囲で取り組みましょう。

職場でできる血圧啓発|健診後フォローとプレゼンティーズム対策

企業では、健診結果の返却時期に合わせて、従業員へ血圧管理の啓発を行うことができます。

重要なのは、医療的な判断を職場で行うことではありません。従業員が自分の健診結果を見直し、必要な場合に受診や生活改善につなげられるよう、きっかけを作ることです。

職場で取り組みやすい血圧啓発

  • 健診結果の確認を促す案内を出す
  • 再検査・受診勧奨の対象者へ早めに声をかける
  • 血圧計を設置し、測定しやすい環境をつくる
  • 減塩や家庭血圧に関するポスターを掲示する
  • 昼食時の減塩ポイントを社内で共有する
  • 休憩時間のストレッチや軽い運動を促す
  • 体調不良時に相談しやすい雰囲気をつくる

高血圧は、本人にとっては将来の健康リスクであり、職場にとってはプレゼンティーズムにも関わるテーマです。

「血圧が高い人だけの問題」としてではなく、「梅雨時期の体調管理」「健診結果の見直し」「働きやすい職場づくり」の一環として伝えると、従業員にも受け入れられやすくなります。

職場・集会所で使える啓発ポスターをご用意しました

梅雨時期の不調と血圧の見直しを呼びかける啓発ポスターです。職場の休憩室、集会所、薬箱設置先などでの健康啓発にご活用ください。

「梅雨の不調、血圧を見直すサインかも?」をテーマに、血圧測定・減塩・軽い運動・休息のポイントを分かりやすくまとめています。

A4またはA3で印刷して掲示いただけます。

ポスターをPDFで見る

※ポスター内の不調は、高血圧以外の原因でも起こります。気になる状態が続く場合は、血圧の測定や健診結果の確認を行い、医療機関へ相談しましょう。

職場の健康管理・福利厚生に、配置薬という選択肢を

三洋薬品HBCの配置薬サービスは、従業員様の急な体調不良や日々の健康管理をサポートする仕組みです。初期費用・月額費用を抑えながら、必要な医薬品や健康関連商品を職場に備えることができます。

健康診断後のフォローや、従業員のセルフケア意識向上の一環としてもご活用いただけます。

よくある疑問

梅雨のだるさは血圧と関係ありますか?

梅雨時期のだるさや頭重感は、睡眠不足、運動不足、ストレス、塩分の多い食事などが重なって起こることがあります。 これらは血圧の変動にも関係するため、不調が続く場合は血圧を測って確認してみましょう。

健診で血圧が高めだったら、まず何をすればよいですか?

まずは家庭血圧を朝と夜に測り、数日間の平均を確認しましょう。 高い状態が続く場合や、すでに治療中の病気がある場合は、自己判断せず医療機関へ相談してください。

職場ではどのような血圧啓発ができますか?

健診結果の確認を促す、血圧計を設置する、減塩や運動のポスターを掲示する、再検査・受診勧奨を行うなどが取り組みやすい方法です。 血圧対策は、従業員の体調管理やプレゼンティーズム対策にもつながります。

まとめ|6月は、血圧を見直すよいタイミングです

梅雨時期のだるさ、頭重感、むくみ、集中力の低下。こうした不調は、単なる季節のせいだけではなく、血圧や生活リズムの乱れが関係している場合があります。

高血圧は、自覚症状が少ないまま血管へ負担をかけ続けることがあるため、「症状がないから大丈夫」とは言い切れません。一方で、頭痛、めまい、動悸、だるさなどの不調が続く場合は、血圧を見直すきっかけになります。

6月は、梅雨の不調と健診結果の返却時期が重なるタイミングです。血圧が高めだった方は、家庭血圧を測り、食事・運動・睡眠・ストレスを見直してみましょう。

そして職場では、血圧対策を「病気予防」だけでなく、「日々の働きやすさ」「プレゼンティーズム対策」として啓発することも大切です。

気になる数値や不調が続く場合は、自己判断で放置せず、医療機関へ相談してください。